【こどぱにー通信】だんごむし　春号Vol.42

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こどぱにーを応援してくださる皆さまへ

石巻の桜は満開となり、子どもたちは春の気持ち良い風を感じながら元気に過ごしています。
皆さまはいかがお過ごしですか。

この時期は、1年のなかで一番子どもの成長を感じる時。
昨日まで1年生だった子が新1年生を迎えると、優しく接し道具の使い方や遊び方を教えています。

先日、子ども同士がけんかし、思わず『手』が出てしまった様子を見ていた低学年の男の子が「あの子が暴力しちゃったのには理由があると思う。1つは、その時のことにすごく腹がたったから。2つめは、今までの積み重ねがあるから。3つめは、別のことでイライラしてて、その子にあたったから。」と説明してくれました。
昨年の夏、この男の子は、一緒に遊んでいた子たちが一方的にルールを変えたことに腹を立て、居室の隅でひざを抱えたことに「くやしい」と泣き続けたことがあります。その時彼に伝えたことは、自分の気持ちを言わないと相手に伝わらないこと、そして、話すと相手の気持ちがわかること。少し考えて、彼は泣きじゃくりながらも、子どもたちに伝えることができました。そして、聞きとりずらい彼の話を最後まで聴き、自分たちの気持ちを伝えた子どもたちも素敵でした。

日々の経験の積み重ねの一場面ですが、会報誌で紹介していますので、楽しく読んでいただけると幸いです。

こども∞感ぱにー　代表理事　田中雅子

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