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「フリースクールぽはっく」自ら彼女が望んだ場所へ

こんにちは、こどぱにースタッフです。
卒業式や入学式など、式典が多くなってくると桜の季節が近づいてきたなぁ〜と感じます。

さて、フリースクールぽはっくは、この春も毎週火・木・金曜日の10時〜16時に開催しています!
子どもの意見を尊重しながら、子どもが社会で自立していくためのサポートを、保護者とともに考えながら行っていく「フリースクールぽはっく」。ゆっくりと心の疲れを癒す時間と空間の中で、自ら考えたやってみたいことに挑戦し、多様な人々との出会いを通じて「自我」を形成し「社会性」を培っていく、そんな場所です。

フリースクールぽはっくに通う子どもたちはどんな子なのか。今回は、実際にフリースクールぽはっくに通う子どもを持つ、お母さんのエピソードをご紹介します。

【2児の母 Sさん】
10歳の彼女は不登校ではありません。自らの強い意思で、ぽはっくでの生活を選択しました。
目覚めの時間に布団で泣き出し、朝食も食べず、行きたくないと母親の私に訴えるも、当たり前のように力尽くで登校させられていた以前。学校では人疲れ、授業のスピードにはついていけず、ぐったり心身共に疲れ切っていたようでした。
小学校3年生になり、やっと泣かずに登校するようになった秋、「私は学校じゃなくフリースクールに通ってやりたいことをしたい。見学に行きたい!」と言う彼女。その目から強い意志を感じました。「行ってみよう!」と即答した私には、毒親だった過去。彼女の兄が当事者でありながら、私に気づかせてくれた大先生。この選択には家族皆、不安なく背中を押しました。
フリースクールぽはっくは、まさに彼女が望んだ場所。今や笑顔で起床、毎日いろんなことが待っている居場所へGO!当時8歳、大正解の選択でした。

・・・自ら彼女が望んだ場所は、学校ではなくフリースクール。泣いていた目には、強い意志が宿り、日々やってみたいことへ挑戦している姿がうかがえます。そんな子どもたちを常に側で見ている、担当スタッフのロッキーにも、子どもたちについて聞いてみました。

【フリースクールぽはっく担当 ロッキー】
学校に行けない・行かないことには何かしらの理由があり、それが解消・解決したり満たされたりしなければ、将来を考えることはおろか勉強も手につかない。目の前のことでいっぱいいっぱいだから。逆に、そこに共感してくれる人がいたり、安心できる居場所に出会えれば、自分の意見や「やってみたい」ことを発言できるようになり、その子が内に秘めている可能性は必ず開花する。ぽはっくに来ている子はみんな、そうやって自立への一歩を踏み出しています。
ただただ休憩するもよし。自分がやりたい作業や勉強もできる。ぽはっくは子どもたちの人生において、休憩と次への弾みが生まれるスタバみたいな場所だ!!!

・・・フリースクールぽはっくは、これまで608回開催、2232人の子どもたちが来てくれました。私達はこれからも、フリースクールの継続開催に加え、子どもや保護者の声を発信していくこと、「不登校」理解者を増やすこと、官民連携の態勢づくり、多様な学びの選択肢を増やすことなどを目標に活動していきます。

▼フリースクールぽはっくの詳細はこちら
https://codopany.org/freeschool/

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