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「子どもの”やってみたい”と大人の”見守り”」フリースクールの現場から活動報告

みなさんこんにちは!
認定NPO法人こども∞感ぱにーの千葉(愛称:ロッキー)です。
今回は「子どもの”やってみたい”と大人の”見守り”」について書かせていただきます!

フリースクールを開催していたある日。子どもたちが庭の散策をしていると、「これ何だろう?」と、謎の球根を発見しました。散策を続けると、次々見つかる球根の数々。

子どもたちは球根の正体を突き止めるべく、プランターに移し替えて育てることにしました。

プランターに土を敷くため、庭をスコップで掘り始めました。が…、1時間経ってもなかなか作業が終わらず、「次はこっちを掘って!」「デカい根っこが出てきた!」という会話が聞こえてきました。
様子を見に行ってみると、プランターに土は敷かれておらず、代わりに庭に大きな穴ができていました。

「あれ、プランターに移し替えるんじゃなかったっけ?」
と、私が問いかけると、

「なんか掘りたくなったんだ!」
と、子どもたちは満足気な顔で話していました。

その表情と達成感の感じる発言を聞き、「プランターに移し替える~」は、子どもたちには余計な声がけだったなーと反省。

子どもたちは常に「やってみたい」を実行していて、それが突然変わることもあります。

「一つのことを最後までやり遂げる」も大切です。しかし、この時のこの子たちには、新しい「やってみたい」があり、それに取り組んでいる時にこそ、集中力・コミュニケーション能力・協調性が自然に育っているんだなと。自分の声がけについて振り返りながらそんなことを考えていました。

大人目線では「穴を掘るだけ」という何の意味もない行動に見えるかもしれませんが、子どもは自分で学びの機会を創造しているのですね😌
子どもの学びの機会を奪わないためにも、大人は勇気をもって「見守ってみる」ことが大切なんだなーと改めて感じた出来事でした。

穴掘りを一通り終えて満足すると、プランターに球根を植えて水もあげてました(笑)
果たしてどんな植物が育つのかなー

フリースクール担当 千葉拓己(ロッキー)

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