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「続・子どもの可能性を信じ続けることの大切さ」 フリースクールの現場から活動報告

みなさんこんにちは!
認定NPO法人こども∞感ぱにー(以降こどぱにー)で“フリースクールぽはっく”を担当している菊田と申します。
子どもたちからは“もっちゃん”の愛称で呼ばれています。

先々月、同じくフリースクール担当のロッキーが“子どもの可能性を信じ続けること”の大切さについて紹介しています。

▼前回の記事はコチラ

「子どもの可能性を信じ続けることを大切にしています」フリースクールの現場から活動報告

今回は、私の視点での“子どもの可能性を信じ続けること”の大切さについて、書かせていただきます。

10月29日にクラウドファンディングで購入した活動車(愛称空飛ぶくじら号)のお披露目会が行われました。お披露目会では、フリースクールぽはっくの子どもたちが企画し、会場設営や司会などを担い、開催されました。司会を務めた2人から、「こういうことも子どもの可能性を信じ続けることだよなぁ」と教えてもらいました。

▼お披露目会当日の全体的な様子はコチラ

2代目空飛ぶくじら号のお披露目会で感じた「温かい眼差し」

10月29日から2日遡った10月27日。
いよいよお披露目会まであと2日!ぽはっくで準備できるのは今日しかない!
この時、段ボールで司会の衣装を作ること、台本の言葉を自分の言葉に置き換えること、閉会の言葉をどうするか等々、まだ本番までにやらなきゃいけないことがいくつかありました。

朝、ぽはっくに来た司会者2人は、いよいよ本番に向けて作業開始!

とはいかず、のんびり寝転がりながらスマホゲームを開始。
「あれ?準備は?」と思い「2人とも、お披露目会がいつか分かってるー?」と聞くと、「いつ?」との返答。
本番まであと2日しかなく、皆で準備できるのは今日しかない!ということを伝えると目を真ん丸にする2人。やらなきゃいけないことを考え、まずは段ボールの衣装を作ることに決めました。

早速私に「段ボール無いかな?」と話しかけ、衣装作り開始!!

と、またもやいかず、のんびりゲームを再開する2人。

おおおおーい!!!衣装作りはー!?
のんびりゲームしてる場合じゃないでしょ!間に合わなかったらどうするのよ!
と私の心中ハラハラ。

そんなハラハラしている自分はひとまず置いておき、「じゃあ、衣装作りに必要な段ボールはたくさんあるから、欲しかったら言ってね~」と2人のペースに任せることにしました。

すると、数時間後に「もっちゃん~段ボールちょうだい~」と司会2人のうち1人が声をかけて来ました。司会2人を中心に他の子も混ざって段ボールを繋げたり、カッターで穴を開けたりし、1時間程で完成。その行動力は凄まじく、先ほどハラハラしていた私の心配は必要ありませんでした。
台本の言葉も「今決めなくても当日の打ち合わせで考えたい!」と司会2人から言われ、当日に任せることにしました。
当日は、緊張しながらも最後まで司会を務めることができました。裏側を知っているからこそ、2人の力は「すごいなぁ」と感じたし、子どものペースに合わせることも大切なんだなぁと学びました。

子どもには、「よしやるぞ!!」となるまで時間がかかる子、素早くさっさと終わらせたい子、ゆっくりじっくりやりたい子…と様々です。大人から見たら「こんなのさっさとやっちゃった方が早いじゃない!」と思うこともありますが、その子の思いを尊重して、その子のエンジンがかかるまで見守ることも大切なんだなと感じました。

もっちゃん

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