活動ブログ

日々の活動を記録します

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 活動報告
  4. 「子どもたちの『表現』にアンテナを張ります」 プレーパ-クの現場から活動報告②

「子どもたちの『表現』にアンテナを張ります」 プレーパ-クの現場から活動報告②

こんにちは、認定NPO法人こども∞感ぱにー(以降こどぱにー)の佐藤です!
子どもたちからは“わこう”と呼ばれています。

プレーパ-クの現場から活動報告として、現場のエピソードやそこでこどぱにーやスタッフが大事にしていること、考えていることをお伝えできればと思います。

前回はこちら↓
https://codopany.org/2023/09/05/playpark_1/

今回は会報誌に書いてある記事について、わこうの視点からもう少し深掘りできたらと思います。(記事を書いてくれたのはかっちゃんですが。)
みなさん、10月15日発行の「だん子むしvol.40」はお読みいただけましたでしょうか?
深掘りしていきたいのは、P.6『「壊せる」がいっぱいあるプレーパークに』の記事です。

▼会報誌
https://codopany.org/wp-content/uploads/2023/10/dangomushi_40.pdf

▼該当する記事

内容は、子どもたちが遊びの中で丸太の支柱をバールやノコギリなど工具で壊し始め、数時間で真っ二つに折り、子どもたちは「俺らよく壊したな!」と満足そうな様子だった。というものです。

実はこの遊びになる前に子どもとやりとりがありました。
最初は丸太の支柱ではなく、東屋の柱を工具で壊そうとしており、「その柱が壊れてしまうと屋根が落ちてきて危ないからやめて欲しい」と伝えました。
その上で「どうして壊したいの?」と聞くと、子どもからは「ストレスが溜まっている」と。
「そしたらこっちの柱だとダメかな?」と聞くと「分かった」と丸太の支柱を壊し始め、見事二つに折ったのです。

このような子どもの「ものを壊す」行動を見たとき、私たちプレイワーカーは「その子や周りに危険はないかな?」と考えると同時に、「この子はどうしてこの行動をしているのだろう」と考えます。

自分の抱えている気持ちを言葉にして相談できる子どももいれば、言葉にして伝えられず気持ちを抱え続けている子どもや、そもそも気持ちを言葉にできず、モヤモヤとして抱えている子もいます。気持ちを言葉にできず、できたとしても伝えられない子どもの場合、そのモヤモヤが遊びの中の行動や態度で「表現」されることが多くあります。そうすることで、その気持ちを自分の中で処理しようとするのです。

今回で言えば、丸太を壊すことで溜まったストレスを発散し、やっている間にどんどん楽しくなり、最終的には達成感で気持ちを上書きする。そこにはストレスから解放された安堵感もあるとおもいます。

「ものを壊す遊び」ができるということは、そういった「表現」を子どもたちが気兼ねなくでき、自分の気持ちを整理できる場だということです。だからこそ、「壊せる」がいっぱいあるプレーパークにし、子どもたちの「表現」にアンテナを張り続け、その気持ちに寄り添っていくことが大切だと考えています。

(わこう)

寄付のお願い

私たちの活動は多くの方の寄付に支えられています。子どもたちの「いま」と「これから」をわたしたちと一緒に支えませんか。サポーターを大募集しています!
https://codopany.org/support/

こどぱにーのSNSリストになります。ぜひフォローください!

こどぱにーのFacebook
https://www.facebook.com/codopany/

こどぱにーのTwitter
https://twitter.com/NPOcodopany

こどぱにーのInstagram(公式)
https://www.instagram.com/codopany/

こどぱにーのInstagram(プレーパーク)
https://www.instagram.com/playpark_codopany/

こどぱにーのInstagram(フリースクールぽはっく)
https://www.instagram.com/pohac_codopany/

関連記事