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「子どもたちの選択を大切にしています」 プレーパ-クの現場から活動報告①

こんにちは、認定NPO法人こども∞感ぱにー(以降こどぱにー)の佐藤です!
子どもたちからは“わこう”と呼ばれています。

こどぱにーでは、プレーパーク・フリースクール・放課後児童クラブの3つの事業を行っています。前回の活動報告は「フリースクールぽはっく」についてでしたが、今回はわこうが担当している「プレーパーク」についてご紹介させていただきます!!

前回のフリースクールの現場から活動報告
https://codopany.org/2023/08/01/freeschool-3/

そもそもプレーパークとは?と思われる方もいると思います。
プレーパークとは、子どもが「自分の責任で自由に遊ぶ」場です。ここでは火を使ったり、地面に穴を掘ったり、何かものをつくったり・・・。一般的な公園とは違い決まった遊びがないからこそ自分で考えて判断し、子どもの「やってみたい」をという思いや可能性を発揮できる遊び場です。そしてその場にいる我々「プレイワーカー」は、プレーパークだからこそ得られる子どもの成長を手助けする役割を担っています。

夏はとても暑いので、「水遊びがやりたい!」という声がよく上がります。
最近も男の子3人組が井戸の前にプールをつくって遊んでいました。そのうち1人は「濡れたら親に怒られるから」と足だけ水につかり、ほかの2人が楽しそうにびしょ濡れになって遊んでいる姿を「本当は遊びたい」という様子で見ていました。「濡れるとどうして怒られるの?」とスタッフがきくと、「濡れたら洗濯が大変だから」と答える子ども。「洗濯が大変になるから怒られるのであれば、自分で洗濯したらダメなのかな?」と問いかけると、その子は考え始めました。そして、色々と考えた結果、「Tシャツ脱いで帰りはそれ着て帰るから思いっきり水遊びする!」と元気に水に突っ込み、楽しそうに遊んでいました。

もちろんここで、考えた末に水遊びをやらないという選択をするのもいいと思います。
大事なのは「ダメと言われたからやらない」ではなくて、自分の「やりたい」という気持ちと他人との間で「何がダメなんだろう」「これだったらできるかな?」を考えた上でやるかやらないかを選択することだと思っています。そして子どもが考えた選択であるならば、うまくいくかどうかに関係なく尊重したいと思っています。今回の話でいくと、実はその子はズボンやパンツについては考えておらず、結局Tシャツ以外はずぶ濡れで帰ることになりました (笑)そんな失敗も含めて、自分で考えて選択をしていく経験の積み重ねによって、自然と子どもの社会性や自己決定をする力が育まれていきます。

だからこそ、考えるきっかけや子どもには見えない新しい視点を伝え、子どもの選択を尊重するのも私たちプレイワーカーの役目だと思っています。

わこう

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プレーパークについて知る

私たちが運営するプレーパークについて知りたい方はこちらを参照ください😀
https://codopany.org/guide/

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