子どもの有給休暇制度
みなさんこんにちは、けろです。
突然ですが、2023年3月時点の全国の『不登校』数をご存じですか?
小中学生だけで29万人を超え、高校生を合わせると35万人にもなります。みなさんの身近にもいると思いますし、もしかしたら「自分の子どもも当事者です」という方も少なくない数にまで増えています。
今日は、『不登校』の子どもの気持ちを少しだけ紹介させていただきます。
私は、不登校という言葉が好きではありません。なぜなら「不」は否定を表す漢字で、学校に行けない・行かない=(イコール)「悪いこと」を連想させるからです。
ですから、私は便宜上、不登校という言葉を使うこともありますが、その時は『』(二重カギカッコ)を使い『不登校』と表すようにしています。
子どもたちは学校で、みんなと同じことを同じペースでこなそうと学習や友達付き合いを日々頑張っています(もちろんそうでない子もたくさんいます)。
でも、それが苦しくなり、通学の足取りが重くなり、門をくぐることにため息をつき、教室に入る時は勇気を振り絞る子がいます。
それが次第に、朝起きることが憂鬱となり、布団からでることすら辛くなり、「学校を休みたい」と言いたくても言えなくて、頑張り続ける子の中には、頭痛や腹痛などの症状を訴えることがあります。
そして、親御さんが学校に休みの連絡をした後、だんだん元気になってくるのですが、それをみた親御さんは「仮病だったの?」「嘘つきなの?」と腹立たしく思ってしまいます。
でも実はこれ、本当に具合が悪いんです。心と体は直結しているので、ストレスから解放されると心が元気になり、自然と体も元気になってしまうのです。
子どもは嘘をついていません。仮に嘘だとしても、嘘をついてまで休みたい気持ちを聴いてあげてもらえたら嬉しいです。
親御さんが子どもの気持ちに寄り添うと「お母さんは僕(私)の気持ちをわかってくれている」と安心し、心が元気になります。
とはいえ、親御さんとしては「このまま休み癖が付くのではないか」「『不登校』になってしまうのでは…。」と不安ですよね。我が子を思えばこそ、これは当たり前の感情です。
ある親御さんが「うちでは“有給休暇制度”を取り入れている」と教えてくれました。これはとても素敵な家族の制度だと思います。
会社勤めの大人には、休みたい時に休める有給休暇制度があるのだから、子どもにもあっていいですよね。
親御さんが「がんばったね。休んでもいいよ」と言ってくれると子どもはパワーチャージをしてまた学校に行きはじめる子を、私は何人も知っています。
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