
みんなから好かれるガキ大将の昔は…
『子どもの声を聴く』ってどんなことでしょうね。
私たちの役割は、子どもが自分の考えていること、やってみたいこと、悩んでいることを安心して話せる存在であること。
そして、声に出せない心の声をキャッチすることです。
中学生のA君は、4年前からプレーパークの常連になりました。
当時のA君は、せっかくつくった遊具も次の瞬間には壊す子どもで、「あーあ、せっかくつくったのに…悲しいわぁ」と何度言ったことか…。
他の子がつくったものも同様でした。
子どもは『これをやるのは悪いこと』と心のどこかで思っていても制止ができないこがよくあります。
やりどころのないモヤモヤを発散させる方が、理性を上回るんですよね。
大人は、むしゃくしゃすると友達に「ちょっと聞いてよ」と話したり、カラオケで歌いまくったり、飲みに行ってモヤモヤを発散させますが、子どもの発散方法の一つは『壊すこと』ですからね。
だから、子どもが何かを壊し始めると、「なにかモヤモヤがあるんだなぁ」と気づけるのでとてもわかりやすいです。
A君は、今はほとんど壊すことはなくなりました。
たまにイライラして他の子にあたることもありますが、基本的に面倒見が良いガキ大将的存在の彼は、全部ひっくるめてみんなから慕われる存在になっています。
モヤモヤを発散していい場所。
イライラを八つ当たりしていい場所。
言葉にしなくても受け入れてくれる人がいる場所。
そんな場所が、子どもの周りには必要ですね。
子どもは自分で育つ力をもっています。
それを信じて見守ることを大切に、私はこれからもプレーパークを続けていきたい思います。
みやぎチャレンジプロジェクトへの寄付のお願い
《みやチャレ終了まで残り2週間!》
こどぱにーでは、2/28㈮まで「みやぎチャレンジプロジェクト」に挑戦しています。
新事業「ごちゃまぜプロジェクト」の活動を行うための寄付企画で、目標金額は200万円です。
新事業では、プレーパークなど『子どもと地域住民の居場所』を通じた、子どもの孤立に寄り添った地域協働型の包括支援を行います。
▼みやぎチャレンジプロジェクトページ
http://akaihane-miyagi.or.jp/challenge/org09
▼新事業「ごちゃまぜプロジェクト」について
https://codopany.org/2024/11/14/newproject01/