大きくなってから、わかる場所。今、わかっている場所。
ある日のプレーパークで、
「自分も東京のプレーパークで育った」という大人の方と話していました。
その方は、子どもの頃のプレーパークは、
ただの「遊ぶ場所」で、
特別な意味があるなんて考えもしなかったこと。
でも、大人になってふと振り返ったときに気づく。
ああ、自分にとって大事な場所だったんだなって。
“あとから、わかる”場所なんだよね——
そんな話をしていました。
その会話のすぐそばで聞いていた中学生の男の子が、
ぽつりと、こう言いました。
「え、俺は今でもわかってるよ。
だって、ここに来ると勇気もらえるもん。」
その一言に、胸を打たれました。
この場所が持っている力って、
こんなにもまっすぐに、こどもに届いているんだ、と。
その子は、ここに来ることで、
たくさんの「やってみたい」に挑戦してきました。
木材を使って、自分の作りたいものを作る。
うまくいかなくても、またやってみる。
ここには、
子どもを「教える存在」ではなく、
対等な関係で関わってくれる大人がいます。
その中で生まれる安心感。
それを、その子は「勇気」という言葉で表現してくれました。
プレーパークに来ることで得られる勇気。
それは、その子のこれからの人生にとって、
どれほど大きな力になるのだろう。
そう思ったら、
胸がいっぱいになって、
思わず涙がこぼれそうになりました。
子どもたちは、
「今」わかっている子もいれば、
大人になって「あとから」わかる子もいます。
でも、どちらであっても共通しているのは、
その瞬間その瞬間に、確実に“何か”を感じ取っているということ。
安心する気持ち。
やってみたいと思える気持ち。
失敗しても大丈夫だと思える気持ち。
自分でいていいと思える気持ち。
言葉にできなくても、
意味づけできなくても、
それはちゃんと、こども自身の中に残っていく。
それがいつか、
「あの場所があったから今の自分がある」
そんなふうに思い出される日が来るのかもしれないし、
「今、ここに来ると勇気がもらえる」
そう言葉にできる子もいる。
プレーパークは、
“今わかる場所”でもあり、
“あとからわかる場所”でもある。
でもどちらにしても、
ここは、
子ども自身が確かに何かを感じている場所なのだと思います。
プレーパーク担当:ちゃんゆみ
