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[活動報告] スタッフ向けの合宿を実施しました。

[活動報告] スタッフ向けの合宿を実施しました。

みなさん、こんにちは、こどぱにーで理事をしている三上(またの名をミッチェル)と申します。こどぱにーでは理事として関わっているほか、得意分野である広報やデザイン、また資金調達といった領域でお手伝いをしています。

今回は9月17日(日)~18日(月)にかけて、スタッフ合宿を実施しましたのでその模様を報告したいと思います。おいおい、お前がなんで報告すんねん!という声も聞こえてきそうですが、今回の合宿では全体の講師を担当させてもらったので、その際の狙いや結果をみなさんにもお伝えできればと考え、書いてみたいと思います。

さて、こどぱにーはそもそもなんですがNPO、つまり非営利団体なんですよね。いわゆる一般的な会社である株式会社との違いはいろいろとありますが、その一つに展開する事業領域の違いがあります。わかりやすくいえば、「世の中に必要とされていて、なおかつ、利益がでる事業」は営利企業が行う事業領域で、「世の中に必要とされていて、なおかつ、利益がでない事業」が非営利団体の活動領域といえます。事業化して儲かる事業は資本主義を背景とする現代的な価値観では勝手に誰かがやるのですが、一方で、儲からない事業はなかなかやり手がいません。なぜなら儲からないことが前提だからです。そのような背景から事業化難易度も高く、非営利団体を持続的に維持し、ビジョンを実現していくには「考えて考えて考えまくって行動して行動して行動しまくる」ことが求められます。団体の規模にもよりますが、特にこどぱにーのような規模感では代表だけではなく、スタッフ一人一人が「自律性」を持ち活動することで団体全体のプレゼンスを高めていくことが重要となります。

このような視点から今回の合宿では、スタッフ一人一人が団体理解、事業理解を深め、自律性や大局感を養うことを目的に設定しました。その上で、スタッフには「自分の担当事業を新規団体として設立する際に必要な事業計画書を作成せよ!」を基本課題として設定し、2日間の日程で深めていく研修内容にしました。目的があり、目標があり、その上で事業があり、事業を継続するには資源が必要で、その資源をどう生み出すのか、実現可能性はあるのか、計画性はあるのか、リスクは何か、といった事業計画書に必要な要素を自分で考えて生み出すことにより、現状の団体と事業を高度に理解することを狙いました。

初日は基本的に自分一人で考えて中間発表を行う流れにしました。ここでは「何がわからないかがわかるようにする」ことを重要視しています。何がわからないかもわからない状態は迷路の状態ですが、わからないものがわかれば道が開けます。よく「わからない」を後ろ向きに捉える場合もあるのですが、私は「わからない」が明らかになることは、そのような理由から非常に前向きな変化だと捉えています。

そして二日目は最終報告会を設定し、それまでにフィードバックを反映した計画書を作成する流れにしました。みんな、頭がプシューとなり、うんうん悩みながら、真剣に取り組む姿勢が非常に印象的で、最終報告会でもその爪痕を感じさせる、ブラッシュアップされた計画書が次々に発表されていきました。

今回の取り組みでスタッフそれぞれに大きな気づきがあったことが振り返りやアンケート内容から伝わり、狙いに対して一定の効果があったと判断はしています(真の成果は今後の業務にどう活かされるかが重要ではありますが)。また、それぞれのスタッフの考え方などを深く知ることができたとの声もあり、日々自分の事業で忙殺されているからこそ、このような機会で深いコミュニケーションを取ることも、チームとして重要である点も確認できたポイントだったと思います。

今回の研修を通し、私自身、事業の中でこうした研修のような受益者に対し間接的なアプローチを取る方策は非常に困難なことを改めて認識し、実施ができることに感謝の気持ちが湧いています。このような場を実施することができることも、ひとえにこどぱにーを応援してくれるサポーターのみなさまや、支援してくださる方々がいるからこそだと強く思っています。改めて感謝申し上げます。

このような機会も活かしながら、こどぱにーはビジョンの実現に向けて、これからも活動していきますので、引き続き応援をよろしくお願いします。また、もっと応援してもいいよ!という方の中で、金銭的な負担を少しでも引きうけてくれる方がいらっしゃれば、月300円からのサポーター制度がありますので、ぜひサポーターになっていただけたら非常に嬉しいです。実際に、資金調達はめちゃくちゃ苦労していますので、そこが少しでも楽になると、受益者に対する支援が相対的にかける時間が増やせることにつながります。改めて、よろしくお願いいたします。

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