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【ピカリこらむ其の7】「不登校」のレッテルを剥がすには

昨年の10月31日に、2023年度のピカリちゃん数が文部科学省から発表されました。

▼まとめ記事はこちら
「2023年度『不登校』数が過去最多の346,482人」
https://codopany.org/2024/11/06/column_1106/


小中学生で346,482人
前年度から47,434人(15.9%)増加し、過去最多となりました。

こどぱにーが活動する宮城県では、小中学生7,840人(前年度より1,652人増加)。
ピカリちゃん率は全国平均(1,000人に対して37.2人)を上回り、全国で最も多い46.7人でした。

そして2022年度のデータですが、学校以外の機関等で相談・指導を受け、指導要録上出席扱いとなった児童生徒数は、小中学生合わせて32,623人。
自宅におけるICT等の活用による出席扱いは10,409人。
合計しても14.4%ととても少ないことに驚きました。

フリースクールに通う場合、出席扱いになるか否かは校長決済です。

ぽはっくでも、学校との信頼関係の度合や、出席扱いになっていても学校長が代わればリセットされるなど、なかなか安定しないのが現状です。
同じフリースクールに通っていても在籍する学校によって待遇が違うのは子どもにとって不安要素でしかありませんよね。

もう一つ言えるのは、出席扱いになっても『不登校』のレッテルは貼られたままということ。

フリースクールやホームエデュケーションなどの新たな学びの場(方法)が認められたら、ピカリちゃんの数字はもっと減るはずです。
そして子どもは新たな場所での学びを認められたと胸をはって生活できるのに…。

ピカリちゃんの数を減らす方法は、『教育』の定義を見直すことが大切だと思ってまーす。

けろ

ピカリこらむについて

私は、不登校という言葉が好きではないです。
「不」は否定を表す漢字です。学校に行けない・行かない=「悪いこと」を連想させるから。現にマイナスのイメージを持つ人は少なくありません。
だからここでは、彼らを不登校の子ではなく、”ピカリちゃん”と呼びますね。
理由は、どんな子もピカリ☆と輝いているから…。

過去の『ピカリこらむ』はこちら

【ピカリこらむ 其の1】子どもにだって有給休暇を☆
【ピカリこらむ 其の2】どうして学校にいけなくなるの?
【ピカリこらむ 其の3】どんな時も親御さんは子どもの味方
【ピカリこらむ 其の4】昨日までは元気だった…
【ピカリこらむ 其の5】『不登校』を守る法律を知ってますか?
【ピカリこらむ 其の6】「安心感」は周りが理解することから…

お知らせ

3/14㈮オンライン報告会開催!

日頃よりご支援いただいている皆様へ、感謝の気持ちを込めてオンライン報告会を開催します。
東日本大震災から14年。
今回は『フリースクール』をテーマに、子どもたちの実際の声や、私たちの取り組みについてお伝えします。

『学校にいかないと決めた子どもの声』
~子どもをひとりぼっちにさせないために、私たち大人ができること~

●日時:3月14日(金)19:00~20:00
●開催方法:オンライン(Zoom)
●参加方法:下記のGoogleフォームよりお申込みください!
 https://forms.gle/k6Y7ZdB1ypsnyaQd6

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