【ピカリこらむ 其の2】どうして学校にいけなくなるの?
はじめに。
私は、不登校という言葉が好きではないです。
「不」は否定を表す漢字です。学校に行けない・行かない=「悪いこと」を連想させるから。現にマイナスのイメージを持つ人は少なくありません。
だからここでは、彼らを不登校の子ではなく、”ピカリちゃん”と呼びますね。
理由は、どんな子もピカリ☆と輝いているから…。
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「どうして学校にいけなくなるの?」
この話を始めると2時間くらい必要なので、今回はさわりだけお伝えします。
確実に言えるのは「教員」「友人」「親御さん」だけに要因があるわけではないこと…。
ピカリちゃんが10人いたら10人とも違う理由があるといっていいほどに複雑で、場合によっては「教育」と「福祉」の複合的なケースも少なくありません。
また、いじめや先生のえこひいきが原因…と話していた子どももいますが、友だちと離れて、担任が替わっても、復学した姿を見たことがありません。
学校側の調査では、「親子関係」「子どもの無気力」などが原因に挙げられていますが、言い切っては危険だと思います。
当会のフリースクールに通う子どもからは、「どうして学校に行けないの?って聞かれるけど、どうしてか分かっていたらとっくに行ってるよ」という言葉が聞こえてきます。
ピカリちゃんになるのは、下の図のように様々な背景が要因にあると感じています。
これらの要因がある中、確かなのは、「子どもは悪くない」、「ただ学校に行けなくなり、苦しんでいる子どもがいる」ということです。
どうして学校に行けないのか分からない。その気持ちを誰にも理解してもらえない。
学校も親も「頑張れば学校に行けるよ」というけれど、「今まで頑張ってきたよ」「これ以上はもう頑張れない」「だから自分は悪い子だ」…そんな心の声が聞こえてきます。
でも、親御さんも先生もどうしていいのか分からないですよね。
そんなときは抱え込まないで、ピカリちゃん理解者に相談してください。
けろ
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〇担当:田中 雅子(保育士資格/児童養護施設、寄宿制フリースクールでの勤務経験あり)
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