【ピカリこらむ 其の6】「安心感」は周りが理解することから…
学校に行けない、行きたくない…そう悩みながら頑張って学校に通って、最後に頑張りの糸が切れた子どもの心は疲れ果てています。
その子どもには、なによりも休養が必要です。
そして、それは「安心感」という心の休養です。
「安心感」を得るには、周りに味方がいることが大切です。
【ピカリこらむ 其の3】でも紹介しましたが、子どもの気持ちを理解してくれる味方が必要なのです。
我が子が学校に行かない選択をした時、思い悩む保護者の方から相談が入ります。
「先週から学校に行かなくなったので、こちらのフリースクールに通わせたいんです」
因みにうちのフリースクールは、子ども自身が通いたいと思った時初めて登録できます。
なので、子どもの様子と保護者の想いをゆっくり聞いた後、「お子さんが家でゆっくり休養して、外に出てみたい、友達をつくりたい、勉強をしたいと思った時に見学に来てください。本人の気持ちが一番大切なんです」と答えます。
でも、これまでにはこんな子もいました。
自分でフリースクールを調べ、お母さんに「私はここに行く」と宣言してきた子。
フリースクールに何度か顔を出し、母親にプレゼンするためにパンフレットを持ち帰った子もいます。
たくましいですよね(笑)
今、自分で学校以外の学びの場を選べることが、何よりも必要だと感じます。
2023年の4月、石巻市に公設公営の施設、学びサポートセンター“COIL”ができました。
これまでは、学校を通じての申し込みでしたが、学びの場・相談窓口の門を、ピカリちゃん親子がいつでもたたくことができます。
所長さんといろいろとお話したところ、“子どもを真ん中”においた、とても素晴らしい考えをもった方で感動してしまいました。
子どもには選択肢が必要です。
その一つとして“COIL”を記憶に留めておいて欲しいです。
けろ
ピカリこらむについて
私は、不登校という言葉が好きではないです。
「不」は否定を表す漢字です。学校に行けない・行かない=「悪いこと」を連想させるから。現にマイナスのイメージを持つ人は少なくありません。
だからここでは、彼らを不登校の子ではなく、”ピカリちゃん”と呼びますね。
理由は、どんな子もピカリ☆と輝いているから…。
▼過去の『ピカリこらむ』はこちら
【ピカリこらむ 其の1】子どもにだって有給休暇を☆
【ピカリこらむ 其の2】どうして学校にいけなくなるの?
【ピカリこらむ 其の3】どんな時も親御さんは子どもの味方
【ピカリこらむ 其の4】昨日までは元気だった…
【ピカリこらむ 其の5】『不登校』を守る法律を知ってますか?
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