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【ピカリこらむ 其の4】昨日までは元気だった…

はじめに。

私は、不登校という言葉が好きではないです。
「不」は否定を表す漢字です。学校に行けない・行かない=「悪いこと」を連想させるから。現にマイナスのイメージを持つ人は少なくありません。
だからここでは、彼らを不登校の子ではなく、”ピカリちゃん”と呼びますね。
理由は、どんな子もピカリ☆と輝いているから…。

・・・・・・

ある朝突然、子どもが学校に行かなくなることがあります。
親御さんは「昨日まであんなに元気に学校に行ってたのに…どうしてかわかりません」と話します。

しかし、それは“突然”でないことがほとんどです。
子どもは随分前から学校に行きたくないと思っていても、「学校は行かなきゃ行けない場所」「学校に行かないと親に心配をかけてしまう」と自分を奮い立たせ、頑張って登校していることがよくあります。
友だちや先生の前では笑い、話しを合わせ…
それが長く続いたある日、頑張りの糸がぷつっと切れてしまうのです。

ピカリちゃんから聞こえてくる言葉は様々です。
友だちとうまくコミュニケーションが取れない。勉強が分からなくなってきた。理由はわからないけど、学校に行くのがしんどい。みんなと同じことをするのがしんどくて、自分が自分でいられない。

極度の緊張で全身に力が入ったまま一日を過ごすため、体ががちがちに固くなった子や、お尻すら椅子の上で動かせなくなり、座布団を持参して授業を受けていた子もいます。

昨日まで元気だったのはその子が頑張っていたからで、実は子どもの心は悲鳴を上げていたのです。
子どもも頑張っているのです。

けろ

▼過去の『ピカリこらむ』はこちら

【ピカリこらむ 其の1】子どもにだって有給休暇を☆
【ピカリこらむ 其の2】どうして学校にいけなくなるの?
【ピカリこらむ 其の3】どんな時も親御さんは子どもの味方

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