活動ブログ

日々の活動を記録します

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 代表のコラム
  4. 心の真ん中にあるポカポカちゃん

心の真ん中にあるポカポカちゃん

こんにちは 代表のけろです。
桜の季節も終わりましたが、フリースクールから自分の意志で高校進学や復学をした子ども達も新たな環境に飛び込んでいった子ども達が「大丈夫かな?無理していないかな?楽しく学校生活をおくっているかな?」など気になる季節でもあります。
今回は、そんなフリースクールの子どもからの贈り物のお話を紹介させていただきます。

フリースクールのある日、子ども達とスタッフが買い物に行きたいということで、私はお留守番をして部屋の片付けをしていました。
一時間半が経った頃、玄関の呼び鈴が鳴ったので、ドアの内側から「どーぞー」と何度か声をかけましたがドアが開く様子がなく不思議に思って開けると、出かけた子ども達が並んで立っていました。

そして差し出されたのは靴の箱が入った紙袋。
子どもたちは照れくさそうに「けろちゃんの靴ボロボロだったから、新しい靴を川開き祭りの売り上げで買おうってみんなで決めたんだ」と教えてくれました。

この売上げとは、去年の夏の川開き祭りに子どもが炭火焼きのソーセージを販売して、自分たちで話し合って使い道を決めることになっていたものです。
買い物に行く前にこそこそ電話をかけていましたが、それはフリースクールの休みの子に電話して了解をとっていたためでした。
サイズは、玄関に脱いでいる靴をこっそり見て調べたそうです(笑)
スタッフが後から教えてくれたのは、まわった靴屋さんは4軒。

「スニーカーじゃない方が良いよね」
「けろちゃんの服装にはテカテカの素材じゃない方がいいね」
「色はクリーム色か茶色が似合うよね」

など、あーだこーだ話し合いながら決めたんですって。
こんな話を聴いたら嬉しくてたまりませんよね♪

この“相手を想う気持ち”はどこから芽生えるのでしょう。誰が教えるのか…
よく大人は、「みんなで仲良くするのよ」「人には優しくしなさいね」って言います。
それはとても大切なことですが、仲良くするのはその子と一緒にいて楽しいから。優しくするのは、優しくされて嬉しかったから。

どっちも、本人が“そうしたい”と思うからできること…う~んちょっと違うかな。
そこに理由付けなんてなくて、心の真ん中にポカポカとあるもの…

言葉にするのは難しいのですが、理屈じゃない、マニュアル化できない、もちろんAIさんには真似できない、『人』だけが持つ素敵な『こころ』だと、私は思います。

私は、心の真ん中にポカポカの子どもから、ポカポカをたくさんもらっているから、他の誰かにもポカポカをあげたくなる…ポカポカはぐるぐる回りながら広がっているんだな~
みんなのポカポカは私の宝物です。

大切に履くからね♥

けろ

寄付のお願い

私たちの活動は多くの方の寄付に支えられています。子どもたちの「いま」と「これから」をわたしたちと一緒に支えませんか。サポーターを大募集しています!
https://codopany.org/support/

関連記事