ロッキーインタビュー記事

【スタッフインタビュー!】Vol.2 ロッキー

【子どもは生活の一部】ロッキーインタビュー

どの質問にもとても誠実に答えてくれたロッキー。個人的には、人生を決めたいとことのエピソードが印象的でした。ロッキーが本当に嬉しくて、衝撃的だったのが、声・表情・言葉すべてから伝わってきました。素敵な軸を持っているロッキーの活躍に、乞うご期待ですね!(なつき) こどぱにーで働くきっかけ プレーパークの魅力 対等な関係で関わるために意識していること 人生で大切にしている思い 子どもと関わる仕事をしたいと思ったきっかけ 最後に一言

ーーこどぱにーで働くきっかけを教えてください!

ロッキー:もともと中学生の頃から保育士になる夢を持っていたんですよね。大学進学をきっかけに石巻に来て、大学では保育を学んでました。大学時代は保育士になる気満々。だから、実習前に子ども達と触れ合いたいと思って、大学内でプレーパークを運営しているサークルに入った。そこから、大学時代にプレーパークや子どものことをやっている団体に出会いました。そのひとつがこどぱにーだった。プレーパークに魅かれて、こどぱにーで働くようになりました。 なつき: 今、こどぱにーでは何を担当しているんですか? ロッキー:フリースクールとプレーパークひがこーを担当してます。プレーパークわたのはにサポートで入ることもあります。

ーープレーパークのどこに魅力を感じた?

ロッキー:大学の時に保育士の実習で保育園や幼稚園に行った時に違和感を感じたんだよね。その違和感は、保育園や幼稚園では先生が準備した遊びを子どもがしていることだったんですよ。例えば、1クラスに24人子どもがいた時、先生がお絵描きの時間だと決めるとするでしょ。そこでは、飛行機をやりたい子にとって、お絵描きは“遊び”でなくなっちゃう。でも、プレーパークだと、子どもがやりたいことを自分で選んであそべる。あと、子どもに先生と呼ばれたくなくて、ロッキーとして関わりたかった。先生と呼ばれると上下関係が生まれちゃうから。子どもと対等な関係で接したかった。

ーー対等な関係で関わるために意識してることは何ですか?

ロッキー:そうだなー、例えば、子どもが遊びを始めた時、「失敗するだろうな」とか「危ないかも」など思っても我慢して言わないようにしているかな。もし先に言ってしまったら、子どもたちが経験できなくなってしまう。「この遊び道具はこうしなさい」「今はこの時間だからこうしなさい。」は子どもにとって圧力になってしまう。 なつき: 子どもに口出ししたくなるのを我慢したエピソードってありますか? ロッキー:あそび場の滑り台の上に、空中基地を作っていたのは冷や冷やしながら見ていたかな。高さもあったし、不安定だったので不安は感じながら見ていたよ。子どもたちは、一番高い位置から飛び降りる挑戦もしていた。スタッフでも飛び降りる挑戦をしたけど、怖かったね。 うみ:そういえば、11月末の今でもあそび場でロッキーさんが半ズボン&サンダルで過ごしているって聞きました。それもこだわりなんですか? ロッキー:どっちかっていうと、子どもへ対する対抗心かな。まだ、半袖で過ごしている子どもがいるから、負けてられるかという気持ち。でも、1年中サンダルでいる子がいるから、さすがに負けるかも(笑)

ーー人生において大切にしている思いってありますか?

ロッキー:プレーパークみたいに、子どもが自由に遊べる居場所が必要だと感じています。石巻でも足りないし、全国にも足りていないと思っている。 うみ:  その思いをもって、将来挑戦してみたいことはありますか? ロッキー:いつか地元の岩手の金ヶ崎に帰ってプレーパークが出来たら良いなと思っています。他には、児童養護施設で働きたいと思っていた時期もある。子どもの生活の場にいる大人は子どもにとって身近で親代わりになると思っていて。だから、子どもと一緒に生活してみたい。今、自分に子どもはいないけど、子どもが生活の一部になっている。これからもそうでありたい。

ーーそもそも子どもと関わる仕事をしたいと思ったきっかけは何ですか?

ロッキー:中学の時にいとこが生まれたことです。その子がなかなか泣き止まなかったのに、自分が抱っこしたときに、泣き止んで寝てくれて。その時に「何だこの生き物は!かわいい!」と思ったな。それと同時に本当に嬉しかった。成功体験だよね。とにかく嬉しかった。その瞬間に、子どもに関わる仕事に就こうと決めた。だから、そのいとこがいなかったら今はここにいない。 なつき: そんな素敵なエピソードのきっかけがあるってびっくりしました。

ーーインタビューの最後に一言お願いします!

ロッキー:インターン生がこのプロジェクトに関わってくれていることがすごく嬉しいです。自分も楽しみながら1カ月チャレンジにしていて、楽しみながら仲間が増えていくと嬉しいなと思っています。